君は同期で幼馴染で××で

「僕の中では、隣同士ってもう決まってるんだけど。ていうか母さん達なんて、もうそのつもりでいるよ。昨日だって、その話で盛り上がってたのか、2部屋空いてるところを探してたよ」

「は?そんなこと聞いてないよ!?」

「真紀ちゃんは、僕の隣はいや?」

うっ……二重の大きめな目が潤んで見えるのは、気のせいだと思いたい。見慣れているとはいえ、この懇願するような瞳は破壊力満点だ。ここで突き放せば、なんだか私が悪者になったように思えてしまう。

「い、いやとかそういうんじゃないけど……」

「よかった」

陸が、ぱあっと顔を輝かせた。

「じゃあ、できるだけお隣さんになれるように探そう!!母さん、おばさん、真紀ちゃんも隣同士でいいって!!」

「あら、そうなの。よかったわね、陸」

「本当、うちも安心だわ」

私はひたすら顔をひくつかせながら、不自然な笑みを浮かべていた。