君は同期で幼馴染で××で

就職して2年経った頃、転機が訪れた。
相変わらず僕の想いは一方通行で、牽制し続ける日々だったある日、同期で飲み会があり、終了後はいつも通り2人で帰っていた。
その途中、僕が少しだけ真紀ちゃんと離れた隙に、真紀ちゃんが知らない男に連れ去られそうになっていた。それを目にして、心臓が止まるかと思った。
死ぬ物狂いで真紀ちゃんを救い出し、無事を確認した時は、心底ホッとした。

でも僕の腕の中で、真紀ちゃんはずっと震え続けていた。

悔やんでも悔やみきれなかった。真紀ちゃんにもしものことがあったらと、恐怖でいっぱいになった。


震える真紀ちゃんを一人にすることもできず、僕は初めて真紀ちゃんの部屋に泊まることにした。もにろん、下心なんて一切ない。ただただ、震える真紀ちゃんを安心させてあげたかった。