君は同期で幼馴染で××で

大学に入学して一人暮らしを始めた時も、母親達の協力で、隣同士で暮らすことになった。これはますます真紀ちゃんに近付けるチャンスだと思って、真紀ちゃんにあまえた。モーニングコールに手料理に、お隣だからこそできることをしてもらった。
でも、まだまだ真紀ちゃんの中では家族の延長のようなものとしか見てもらえなかった。

僕が一生懸命牽制する横で、真紀ちゃんは「彼氏が欲しい」と友達にこぼすこともあった。そんなの、僕がいつだってなるのに……

僕達が付き合ってるんじゃないかと疑う人も多く、真紀ちゃんはよく友達から「陸君がいるじゃない」ってひやかされていた。真紀ちゃんは僕の気も知らないで、「陸と結婚でもしたら、恩田真紀になるんだよ?なんか小田巻みたいじゃん。一番ないのは原さんだけどさあ」って、冗談まじりで話していた。
ま、真紀ちゃん……僕は別に、相川陸になってもいいんだけど……