君は同期で幼馴染で××で

次に目を覚ましたのは、昼すぎだった。

陸の腕の中で幸せを噛み締めながら胸元に頬を寄せると、ぎゅっと抱きしめられる。

顔を上げると、柔らかく微笑む陸がいた。


「真紀ちゃん、結婚しよ」

私は何の迷いもなく返す。

「うん」