君は同期で幼馴染で××で

「……えっ?もしかして、まだなの?」

心底信じられないという顔をする弥生に、私は渋々首を縦に振った。

「ちょっと、信じられないんだけど。心が通じ合った2人が、同棲までしていて何もないなんて。なんで?」

「り、陸が、私の覚悟が決まるまで待つって言ってくれて。それで、なんとなく…。」

「はあ。またこじらせてるわね。やっと恋人になったとはいえ、長年幼馴染でいたから踏み出すタイミングが掴めないんでしょ?恩田君にしたって、真紀に嫌われたくないって思ってそうだし」

「そうなのかなあ……」

「たぶんね。でも、それは心がってだけで、体は別よ。浮気されても文句は言えないわよ」

「う、浮気!?」

「何度も言ってるけど、恩田君だって男だよ。彼の優しさにあまえて、胡座をかいて……後悔することになっても知らないわよ」

弥生の言葉が突き刺さる。
なんか、怖くなってきた。どうしたらいいんだろう……

「やっと自覚したみたいね?早く覚悟を決めてあげなよ。恩田君がかわいそすぎる」

「う、うん」