君は同期で幼馴染で××で

「って、なんの話よ」

「だから、恩田君だって男なんだから、心は我慢できても、体は我慢できないってことよ」

「か、体……」

真っ赤になって俯く私。
弥生、なんてこと言ってくれるのよ……

「そっか、そっか。そうなる前にやっと真紀を手に入れたのね」

窓の外を見つめながら、しみじみと呟く弥生。私は、ただただひたすら俯くしかできず。
ふと、私の態度に気付いて、弥生の口調が変わった。

「ん?そうなる前だったんだよね?」

「う、うん。陸は、キスもその先も、私だけだって言ってたよ」

私の言葉を聞いて、弥生は満足そうにうなずいて、勢いよくビールを飲み干した。

「真紀もやっと大人になったのね」

ニヤリと笑う弥生にいたたまれなくなって、もじもじしてしまう。

「で、どうだった?初めては。」

ど、どうだったって……まだどうもこうもなってないんだけど……語れることなんて、全くない。

何も言わずにうつむく私を、弥生は恥ずかしがってるとでも思っていたようだけど、だんだん訝しそうな表情に変わっていく。