星空は「好き」を繋ぐ明日への光

ひとと話さないなんて当たり前だった。

"日常"だった。

それが一番楽だった。



でも今は一番苦しい……。

冷たくするのも感情を無にして接するのも、無視をするのも苦しい。

胸が痛くて。痛くてどうしようもない。


うれしい、楽しい、悲しい、つらい。

そんなものはとっくに忘れてしまったのに。





私は先生にそんな顔させたいわけじゃない。

ただ、知りたかった。


いつもみたいに笑いかけてほしい。

「花園」って呼んでほしい。

私から聞いたのに……こんなこと思ってる。





『前に似てる人いたから気になっただけ』

『先生って好きな人いるらしいよ〜?』

「なんか高校時代の時らぶらぶで有名だったらしいよ〜!わたしの先輩が言ってたの!」


ひとになんて興味なかった。

いつの間にかこんなことにも反応するようになってた。





雨が止む気配はない。


より一層強くなって、傘もささずたたずむ私たちを濡らしていく。

私の制服も先生のスーツも学校に戻れないほど湿っている。


先生が動き出す気配もない。



先生の頬を伝う雨が先生の涙にさえ見えてくる。