星空は「好き」を繋ぐ明日への光

いつの間にか震えは収まっていた。

座り込んでいる私に先生が手を差し出す。

何も考えずに差し出された手を取った。

私の手を握って歩き出した先生についていく。

先生は何気なく繋いだのかもしれない。


それでも私はうれしかった。

時間も関係も忘れてしまうほどに。







自分の顔よりも大きなわたあめを手に空を見上げる。

細かいたくさんの星たちが真っ暗な空でキラキラ輝いていた。

たくさんのひとが花火が上がるのを待っていて、ざわついている。


口に入れた瞬間口いっぱいに広がり溶けていくわたあめ。

懐かしい味がした。


先生の視線を感じて右を向くと、

「最近表情明るくなっていいんじゃないか」

「……うん」

「そっちの方がいいぞ」


先生のおかげだよ。

こう言ったら先生は喜ぶ?迷惑だって思う?

間違いなく先生のおかげなんだよ。

先生が忘れてしまった、消えてしまった感情を思い出させてくれたんだよ。