星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「何してるの?」

聞きなれた声がした。

声がした方に険しい顔をしている先生が立っている。


「その子の手離して、触らないで」

掴まれている腕が少し赤く腫れている。

それでも離す気はない……。



「は?こいつが悪いんだけど?ぶつかってきたのこいつだからな」

「うん、そうだったとしても4人で囲む必要ないから、頭悪い?」

「ごちゃごちゃ言ってるとお前も殴んぞ」

「別にいいけど、俺だけにして、その子の手離さないと警察呼ぶ」


怒鳴る先生もこわいけれど、冷静に言葉を返す先生もこわい。

"警察"という言葉に反応した。

さっきまで横柄な態度をとっていた男の人が黙り込む。

「はっ、ほんとめんどくせーな、もう行こうぜ」


たばこを地面に捨てて、足で踏みつけて去っていった4人。



花火が始まるため、ひとも減ってきている。

先生が私の方に歩いてきて前にしゃがみこんだ。

さっきのひとたちと同じ体勢なのに恐怖は全くなくて。