冷酷王子は子リス姫を愛でる

鮮度が大事だと言ったキャサリンは、箱にカニを戻して手をかざした。



「これで、鮮度長持ち‼︎お肉も凍らせます‼︎」



それは水魔法の応用だった。



凍らせるなんて、一般的に魔導師のする技術…。



水の…属性…なのか…?



違う意味で心臓が激しく脈打つ。



触れられないはずの異属性。



それを、好きになってしまった…?



だけど、確かに俺はさっき抱きしめた。



前も、直で手を握った。



嬉しそうにしているキャサリンに、聞かなければいけない。



「お前は…何属性なのだ…?」

「えっと…水…?」

「俺は同属性以外に触れることができない。それでは、納得がいかない」

「そんな…」

「答えろ。属性は、なんだ?」



大事なことなんだ。



これからの未来には、ものすごく必要なことなんだ。



「あのっ…殿下…。怖い…です…」

「いいから答えてくれ」

「す、全て…です…」

「全て…?」

「3属性、全部に適応しています…」



そんなこと、ありえるのか…?