冷酷王子は子リス姫を愛でる

それに、全て同じ赤色の石。



なにか意味があるのだろうか…。



「この城に滞在し、なにか不自由はないか?」

「えっ?あっ、あの…」

「なんでもいい。申してみろ」

「お台所が完成したので料理をしたいのですが…。食材をどうやって調達すればいいのか…」

「なにを作る?」

「まだ決めかねております」

「食わせてくれ、お前の作る料理」



はい…?



私の庶民的な料理を殿下に…?



それこそ『マズい』と不敬罪にでもならないだろうか…。



「殿下のお口に合うような料理は…」

「そんなの、食してみなければわからないだろ?お前が食いたいものを、好きに作るといい。食材はメイドに頼めば、好きなものを用意させよう」

「でもっ‼︎」

「楽しみにしている。出来たら、謁見の申し込みをしてくれ。しばらく城を留守にする。戻りは5日後になるだろう」

「どこかへ行かれるのですか?」

「あぁ、工事中の水路の進捗が芳しくないのでな。視察、というものだ」

「道中、お気をつけて」



料理、料理、料理…。



ムリですよ、殿下‼︎