冷酷王子は子リス姫を愛でる

あっ、お礼を言わなければ‼︎



だけど、殿下が、怖くてつい下を向いてしまう。



「殿下からの、贈り物…とても嬉しかったです…」

「何を贈れば喜ぶのかわからなくてな」

「殿下がくださるものは、殿下のお気持ちが感じられました。私のような者に、もったいないほどで」

「お前だから贈った」



パッと顔を上げると、ジーっと見つめられている。



顔が…熱くなる…。



何も話さず、ただ見つめられている…。



合ってしまった目を逸らすタイミングが、全くわからない。



「そ、そんなに…見られると…」

「穴でも開くのか?」

「あ、開くかも…しれません…よ?」

「はははっ、おもしろいな、お前は」



笑った…。



殿下が楽しそうに、笑っている。



チラリと見えた、舌の上に光る物。



それは…ピアスでは…?



殿下、なんで、そんなとこに開けるの?



絶対痛いに決まっている。



耳といい、舌までも…。