冷酷王子は子リス姫を愛でる

寝ようとしていたのか、いつもの騎士服ではなく、ラフな格好。



「どうかしましたか?」

「ちょっといいか?」



俺の部屋に移動して、アレンがお茶を出す。



アレンは俺の騎士であり、執事であり、友人でもある。



小さな頃から一緒にいたし、唯一気が抜ける相手。



「ルイ様天使〜…」

「寂しかったようだ」

「ん〜…、可愛すぎる寝顔」



プニプニと、ルイの頬を突くアレンも、ルイにメロメロのひとり。



俺もそのひとりだ。



ルイはとにかく純粋でかわいい。



「で、アンディは悩みでも?」

「悩みと言うか、この前、リオに聞いたんだが…女はキラキラした物が好きらしい」

「あぁ、キャサリン様ね」

「猫のデザインの何かを贈ろうかと思ってな」

「ははっ、コイツの代わり?」

「あぁ」



ルイの隣に丸まっているテトを撫でたアレンの顔は、とても優しい表情になっていた。



アレンは根が優しいからな…。