冷酷王子は子リス姫を愛でる

【アンドリュー】



可愛い弟が、さらに可愛いことになっている。



俺の部屋へ来て、子猫と戯れているのだ。



「見てください‼︎こうすると遊ぶのです‼︎」



どうやら、猫のために職人におもちゃを作らせたようで、それを楽しそうに俺に見せる。



執務が多く、ルイに構ってやる時間が減ったので、この子猫は遊び相手にちょうどいいだろう。



「ルイ、もう眠る時間じゃないのか?」

「もう少し…兄様といたい…です…」



ルイの母親はあまりルイに関わらない。



国王に好かれたいだけの、母親になりきれない女だ。



父もルイにはあまり関わらないので、きっと寂しい思いをしている。



「一緒に寝るか?」

「いいのですか⁉︎テトも一緒に⁉︎」

「あぁ、構わない」



猫の名前はテトというのか。



嬉しそうにベッドに上がって来たルイと布団に入る。



続いて猫も入って来た。



「テトをくれたのは、兄様の花嫁様ですよね?」

「あぁ、そうだ」



まぁ、奪って来たに近いがな。



だけど、あの場所にいたらテトは殺されてしまうだろう。