冷酷王子は子リス姫を愛でる

大量のイカが、美味しそうで、厨房の片隅に置いてある椅子から立ち上がった。



「油はダメだと言ったでしょう‼︎」

「油は使わないわ」



イカの内臓を取り、皮を剥ぐ。



手入れの行き届いた切れ味の良い包丁で、細く、細く切っていく。



「よくこんなグロテスクなもの…」

「いきのいいイカはとっても美味しいのよ」

「ですが…」

「ショーユはどこかしら?それと、リチャードをよんでもらえる?」



できました。



イカソーメン‼︎



生で魚を食べることを広めたのも私で、イカの生は初めてのリチャードは、恐る恐るそれを食べた。



「甘い…」

「そうでしょ⁉︎ふふっ、私も食べようかしら」

「姉様の作る物はなんでも美味しいですね」



にっこり天使に微笑まれ、きゅーんとする胸。



あぁ、自慢のリチャード。



どこにも嫁にやらないんだから‼︎



って、リチャードはお嫁さんをとってこの国の王様になるんだよね…。



お願いだから、悪い女に引っかからないでね…。