冷酷王子は子リス姫を愛でる

魔力のこともわかっているし、属性が合わないと触れ合うのとすらできないことをわかっている。



跡継ぎが生まれれば、なんだっていいんだろう。



マリーナル国王には、結婚式には参列して欲しいと伝えて、娘を預かることを許してもらった。



今のゲストの部屋ではなく、庭付きの離れに移ってもらうことになる。



広いし、日当たりもいい部屋で、すぐ外へも出られる。



警備はとにかく万全にしなければ。



マリーナル国王と別れ、アレンに警備態勢を整えさせる。



「嫉妬の的ですね」

「あぁ、そうだろうな」



歴代の正妃が、婚約者時代に使っていた部屋を彼女にやるのだ。



口に出さずとも、マリーナル王国のキャサリン王女が次の正妃だと公言したも同じ。



「これが婚約者リストです」

「興味がない」

「ふぅん、そうですか」

「なんだ?何か言いたいことでも?」

「随分態度が違うなぁと」

「当たり前だ。あのリスは…可愛いからな」



そういうと、アレンがすごく驚いていた。