冷酷王子は子リス姫を愛でる

パンをパン粉にして、城内で飼っている鳥の卵を準備する。



小麦粉は豊富にあるので、いろいろと困らない。



「また王女様は…」

「今度は何をお作りになるのかしら」



私が厨房に入る事をよく思わないのは、私の侍女であるジョアン。



手が汚れるとか、危ないとか。



包丁を持った時は、鬼の形相で怒られた。



しかし‼︎



私が作る異世界の料理に興味津々の者が多く、いつも大量に作って、それを振る舞えばみんなが笑顔になってくれるのだ。



「シェフ、油を準備していただけます?」

「おっ、それは以前にも作った『イカフライ』ですね」

「そう。リチャードが食べたいそうなの」

「ならばレシピは頭に入ってますので、私がお作りしますよ」

「えぇぇぇぇ…」

「油とイカは危険ですからね。王女様は座って見てて下さい」



シェフに教えて欲しいと言われて、色々な料理を教えた。



もっぱら、前の記憶での家庭料理だけど。