冷酷王子は子リス姫を愛でる

初めてもらった男性からのプレゼントが、こんなにステキな物だなんて。



私、すごく贅沢だ。



「キャサリン様の国では、魚を生で食べるとか」

「はい、お刺身と言って、とても美味しいんです。野蛮だとか言う人もいますけど…食べてから文句を言ってもらいたい」

「はははっ、ごもっとも」



騎士様の名前は『アレン』と言うらしい。



優しそうで、とても話しやすい。



いろいろ聞かれた国の話に答えていたら、すごくステキなお庭についた。



置かれた白いテーブルには、背中にユリの紋章を背負った王太子殿下の姿。



「お連れいたしました」

「ご苦労」

「下がらせていただきます」



アレンさんが、少し離れた場所に移動すると、スッと立ち上がった王子様が私のイスを引いてくれた。



ドクン、ドクンと、心臓の音が聞こえてしまいそうなほどうるさい。



向かいに座る王子からは、ものすごく視線を感じるんです…。