冷酷王子は子リス姫を愛でる

ソワソワしながら迎えたお昼。



ノックの音に慌ててドアを開けると、立っていたのは昨日の騎士様だった。



「お迎えに参りました」

「あっ、はい…」

「こちら、殿下からでございます」



渡されたのは小さな箱。



中身は何?



爆弾とかじゃない?



誰かの目玉とか、指とか…怖くて開けられないヨォ‼︎



「キャサリン様?」

「あっ、何でしょうね」



騎士様に不思議そうな顔をされてしまい、恐る恐る箱を開けた。



そこに入っていたものは、青い花のガラス細工のブローチだった。



「ステキ…」

「きっとお似合いですよ」

「でも、今日の服に似合うかしら…」

「えぇ、きっと」



黄色のドレスに着けたブルーのお花。



控えめな大きさで、ものすごく繊細な作りをしている。



こんなの、私の国にいたら一生お目にかかれないだろう。



「では、参りましょう」

「ありがとう…、ございます…」



なんだか、すごく照れてしまった。