冷酷王子は子リス姫を愛でる

キャシーの元へ連れて行くと、ふぇっと泣き出して。



それでもキャシーは嬉しそうに我が子を抱く。



「リューク…」

「フィンという名前は、あの魔王の名前だが…本当によかったのか?」

「えぇ、だって、フィンもアンドリュー様の一部ですもの。忘れてはいけないわ。この子はアンドリュー様とフィンの息子。だから、その名を頂いたのです」



そういうところがたまらなく好きなのだ。



息子を抱くキャシーの額にキスをする。



「ありがとう、キャシー。こんな幸せを、俺に味わわせてくれて」

「私も、感謝しています、アンドリュー様。あなたに出会わなければ、リュークに会えなかった」



俺たちの愛の結晶は、とにかく大事に育てていこうと思う。



寝ていないのに、眠くならない。



興奮してるのか、どちらかと言えば目が冴えている。



「陛下から、国を任せると言われた」

「えっ、隠居なさるのですか…?」

「あぁ、これから忙しくなるだろうな…」



キャシーも王妃になるのだ。