冷酷王子は子リス姫を愛でる

それから執務に戻り、時間になったので着替えた。



「殿下、約束ですよ」

「あぁ、わかっている」



ピアスを外す。



体の調子は、ものすごくいい。



このままだと、舌に穴なんか開けなくたっていいんじゃないか?



青い正装服に身を包み、ピアスは最低限の2つ。



「失礼いたします」



メイドが髪を整えて、終われば家族が集まる広間へ向かった。



そこには父である国王と、第二王子のリオ。



リオの母親である王妃と、キャッキャとはしゃいでいるルイがいた。



「お待たせして申し訳ありません」

「まだ時間じゃないじゃん。ってか見てよ、この礼装の色。超よくない?」

「お前は…相変わらずだな…」

「兄上が堅苦しいんだよー。そういえば、見た?隣の国の王女さん。なんかすげー性格悪そうでさー」



どんな場所でも全く怯まない弟のリオ。



こう見えて、頭はとてもいい。



生みの親である正妃が、呆れた顔で息子の姿を眺めていた。