冷酷王子は子リス姫を愛でる

あまり目立ちたくなくて隅の方に座ると、ジョアンがお茶を持って来てくれた。



「メニューはいつも同じなの?」

「そうですね。あまり代わり映えはしません」

「飽きませんか?」

「質より量なので、腹がいっぱいになればそれでいいのですよ」



そんなのダメ。



絶対飽きる‼︎



いろいろな料理に手を出す私としては、これは由々しき自体。



運ばれて来たお肉も塩胡椒味で、付け合わせの野菜はわずか。



体を使う兵士さんたちにコレはいかがなものか。



ボリューム重視って感じね。



「ちょっと、ジェード」

「はい?」

「私のご飯とここのご飯、どちらが美味しいかしら」

「それは違うよ。正妃様のご飯は別物。ご褒美。これはお腹いっぱい食べるだけ」



それは私の勝ちということでよろしくて?



よし、食事改革よ‼︎



「ファーガス隊長、厨房に案内してください」

「は、はい」



国のために身を削り働いてくれてるのに、こんなのひどいわ‼︎