冷酷王子は子リス姫を愛でる

パタパタと歩いてきて、俺の膝に手をやり、抱っこをせがむ。


抱き上げて膝に乗せれば、満足したように満面の笑み。



「ルイはなにを着ても似合うな」

「いちばんは、兄様です‼︎」

「はははっ、お前だろ?」

「兄様、かっけーから‼︎」

「お前、どこでそんな言葉…」

「リオ兄様です」



あのアホめ。



こんな小さい弟をおもちゃにしてるな…。



俺たち兄弟は、仲がいいと思う。



末弟は小さいし、次男はアホ。



困ったことがあれば、全て俺に相談してくる始末。



王位の争いとは、ありがたいことに無縁だ。



「そうか、ルイは初めてのパーティーだったな」

「はい‼︎楽しみです‼︎」

「そうか?堅苦しくて、つまらんぞ」

「だって、いつも兄様たちだけ。僕、お留守番はつまらない…」



唇がとんがってる。



ブルーの髪を撫でると、嬉しそうに笑うこの小さい弟。



俺と同属の火の属性を持ってくれて、本当によかったと思っている。