冷酷王子は子リス姫を愛でる

どうやら誕生日まで後2週間。



確実に俺はこちらにはいない。



結婚して初めての誕生日に、夫が不在…。



最悪ではないか。



「兄様?」

「ルイ、お前は俺のようにはなるなよ…」

「はい…?」

「明日までに考えておくから、今日は寝るといい。テトが眠そうにしているぞ?」

「わかりました‼︎テト、行くよ」



ど、どうしよう…。



どうやらアレンも同じことを思っているようだ。



「いやいやいや、仕事ですからね⁉︎」

「わかっている‼︎まぁ、当日はこちらに帰ってくるようにするが…。プレゼントは普通、何をあげるのだ?いや、キャシーが宝石やドレスで喜ばないことはわかっている…」




しかし、誕生日に魚を送るなんてロマンのカケラもないことはしたくない…。



これは、相当悩むぞ…。



「キャシーのことが、わからない…」

「えぇ、まずは仕事しませんか?これ終わらないと僕も寝れないじゃん…」



誕生日、恐ろしい…。