冷酷王子は子リス姫を愛でる

キャシーの弟のリチャードも、もうすぐ入学して1ヶ月の寮生活が待っていると言っていた。



その後はここから通うので、できればジェードをお願いしたい。



短期的に寮生活を送るのは、武術、魔術系列を選択しているからなのだが、厳しい訓練があったりするのだ。



きっと、リチャードが帰ってきたら逞しくなっていることだろう。



『私の天使』と言って可愛がっているキャシーには残念なお知らせだが、1ヶ月の寮生活で、天使はマッチョになって帰ってくるぞ…。



「んー…、眠い…」

「珍しいですね。お疲れですか?」

「毎晩頑張ってるから…」

「ですから、コレをどうぞと」

「いらんわ。そんな得体の知れない液体なんか…」



少しだけ寝る…。



そしたら、また頑張るから。



「兄様いますかぁ?」

「ん?どうした、ルイ」

「キャサリンお姉様のご相談です」

「キャシーのこと?」

「もうすぐ、17歳のお誕生日だと聞きました。いつも美味しいものをくれるキャサリンお姉様に、なにかプレゼントしたいのです‼︎」



えっ?



キャシー、誕生日…なのか…?