冷酷王子は子リス姫を愛でる

連れてくるだけ連れてきて、ほとんど構ってやれていない。



まだ7歳のジェードには、この環境は厳しいはずなのに。



「これをお前にやる」

「ネックレス…ですか?」

「あぁ、この真ん中の石には俺の魔力が込められている。お前に命の危険があれば、お前を守ってくれる。外すなよ?」

「殿下っ…」

「魔力がないお前には酷な話かもしれないな…」



学校の話をした。



イジメられるかもしれないと言うことも、ちゃんと伝えた。



「行きます。勉強して、殿下の役に立つ。僕は、オオカミ。誰にも負けない」

「頼もしいな。チビのくせに」

「そのうち殿下よりも大きくなります。獣人の成長は早いんです‼︎」

「期待している。ただし、ムリはするな。お前を傷つけるために行かせるのではないのだから」

「わかりました」




どうやら、俺が思っていたよりもしっかりしているようだ。



ここからの通いになるし、一応王家預かりという形だ。



イジメられないことを切に願う。