冷酷王子は子リス姫を愛でる

頑張ってるだろ、俺だって。



まぁ、頑張ってるのはキャシーで、俺はただ欲望をぶつけているだけのような気もするが…。



「腹が満たされたら眠くなってきたな…」

「では、これを国王に持っていくので私は失礼」

「キャシーのメシをタダで食ったわけではあるまいな、宰相」

「はい?」

「これで期間の延長だな。1年半待てよ?」

「…………はははっ、言っている意味がわからない。キャサリン様には礼を個人的に送るとしよう」



クソが。



今すぐにでもできてくれないものか…。



「アレン、俺はどうしたらいいのだ…」

「あっ、コレをどうぞ」

「コレは…?」

「滋養強壮にいいらしいので」

「いらんわっ‼︎」

「だってさぁ、仕方ないじゃん?できる時はできるし、できない時はできないんだって。現王だってアンディが出来るまで相当かかったって聞いたし。第五妃の息子だよ、あんた」




わかってるけど…。



リオも『できるだけはやく子どもを産んでもらいたいんだけど。俺とディーが先にってのはちょっとねぇ…』と言っていた。



それはわかってる。



リオに子どもが産まれれば、俺よりもリオを国王にという声も出てくるはず。



それでなくとも、リオは国王と国王妃の息子だ。



継承権が俺にあるのは、俺が第一子だということも少なからず関係しているわけだし…。