冷酷王子は子リス姫を愛でる

【アンドリュー】



久しぶりのキャシーの手料理は、やっぱりうまい。



アレンと宰相が食ってるのが気に入らないが。



「もうないのか…」



なんて、宰相が残念がっていても知らん。



俺のキャシーの料理を少しでも食えたことに感謝してもらいたい。



「またお作りしますよ」



なんて、満足そうな顔で言うキャシーも気に入らない。



俺のために作ればいいのに。



「明日も何か作るのか?」

「明日はサバのミーソ煮を」

「持ってきてくれ」

「ご飯とよく合うんです‼︎もう、いくらでも食べられちゃう‼︎」

「楽しみだ」



ニッコリ笑ったキャシーが部屋を出て行って、焼けたチーズの匂いが充満する執務室には中年男と恋が進展しないヘタレ男。



「いやぁ、可愛いですな…」

「見るな。話しかけるな。そう思うなら側妃なんか連れてくるな」

「それとこれとは別問題。世継ぎのことはキャサリン様の可愛さと関係ないので」



頭の硬いオヤジめ。