冷酷王子は子リス姫を愛でる

浴槽で後ろから抱きしめられるのは好き。



パーティの時くらいしか髪を後ろに流さないから、濡れた髪をかきあげる仕草も、大人っぽくて好き。



肩に優しくお湯をかけて、私の肩が冷えないようにしてくれるのも、好き…。



「髪が伸びたな…。ここまで長いと乾かすのが大変だ」

「風の魔法でやってるのですぐに乾くのですよ」

「そうなのか、今まで一緒に入ってて気付かなかった…」

「魔法石のドライヤーでもいいんですけど、その方が早いのです」

「俺もやってもらおうか」

「いいですよ?強風で乾かしてさしあげます」

「ククッ、意地悪か?」

「そうですよー。勝手にお風呂に入ってきたアンディが悪いのです」

「お前にならどんな意地悪でもされたいもんだ」



チュッと肩にキスが降ってきた。



くすぐったくて身をよじれば、さらに背中に首に…後ろからキス攻撃。



「ちょっと、ダメっ…」

「弱いんだな、背中…。可愛い…」

「んやぁ…」

「しばらく城を開ける。その前にお前を貯めておきたい…」

「ど、こへ…?」

「東の国、ルビーナだ」



キス攻撃のせいで、頭が回らない。