冷酷王子は子リス姫を愛でる

レモンティーを飲んで、少し落ち着いて。



コンコンっとノックが聞こえると、顔を出したのはリオ王子だった。



「大丈夫…?」

「リオ様、自分のお部屋へお戻りになって」

「いやぁ、今日の予定がキャンセルって聞いたからさ…」

「いいのよ、女子会なの。察してもらいたいわ」

「うん、これ、ふたりで食べて?ディーの好きなチョコレート」

「ありがとう。また明日」

「うん、明日」



初めて見たリオ王子とデイジー様の絡み。



仲良し…。



「すごく、好かれてますね」

「ふふっ、信じられないでしょ?私があの遊び人と、なんて」

「正直、そうですね。デイジー様は恋はしないのかと思ってましたし」

「私もそう思ってた。でも、人を好きになるのって自分じゃどうしようもないことなんだって。止めようとしてもムリだったのよ。って、私の話なんかどうだっていいのよ‼︎」



なんだかほっこりした…。



デイジー様、リオ王子の前では可愛いし。



口調は厳しかったけど、顔はとても優しく見えた。