冷酷王子は子リス姫を愛でる

これはアレンに一票だ。



「アレン、俺はお前を応援する」

「当たり前だよ、アンディが応援してくれなかったら誰がしてくれるって言うんだ」

「まず、リーナのオヤジさんの靴を俺に買って来い。話はそれからだ」



さりげなく、キャシーにも探りを入れておこう。



だけど、まずはこっちからだな。



「すごい…。全部ピカピカで…ふわぁ…」



夢でも見てるかのような顔をするジェードの部屋だ。



アレンの隣の部屋で、何かあればすぐにアレンの元へ向かえる。



「まず、その話し方から直してもらうからな」

「わかった、ボス」

「お前のボスは『アンドリュー』だ」

「アンドリュー…ボス?」

「いや、間違ったな…。ここでは俺のことは『殿下』と呼べ。俺に対する態度や目上のものに対する態度が悪いと、少しまずいことになる」

「まずい?」

「ここにいられなくなる。わかるか?追い出されるってこと」

「そんなの、ヤダ…。ボスのとこにいたい…」

「ボスじゃない」

「殿下…?」

「あぁ、それいい」



ものすごく大変そうな教育は、もうしばらくしたら始めよう。