冷酷王子は子リス姫を愛でる

だから遠ざけた。



これ以上は耐えられないと、俺から逃げたと。



「だったらリオやルイには父らしく接してあげればよかったのに」

「お前にそんな態度を取っていて、他の子どもを可愛がるなんてこと、私にはできなかったのだよ…。その左目は、あの力のせいなのだろう?」

「そうです。俺の中のあの魔力はもうありません。キャサリンのおかげで、悪魔と一つになったので」

「悪魔と…」

「本質は変わってないと思います。それに、俺が間違えそうになれば、キャサリンが俺を止めてくれる。そう信じていますので」



だから、俺はもう大丈夫だ。



もう、あなたの言いなりになって、わがままを言わない俺はやめるのだ。



「『いい子』ではなくなったかもしれませんけどね?」

「それは先ほどの発言で十分わかった。好きにするといい。お前はティナの子だ。真っ直ぐで清い心を持っていたティナに、よく似ている。間違うことは誰にでもある。だけど、私はお前を信じている、アンドリュー」



こんなに長く話をしたのは初めてだった。