冷酷王子は子リス姫を愛でる

リーナがお風呂に入れてくれて、アレン様がいちばん小さな服を用意してくれたけど、とても大きい。



私のサイズなら着られるのではないかと思ったけど、残念ながら女物なのでさすがにかわいそうだ。



着替えを受け取ったリーナが任せてくれと言い、待つこと1時間。



ズボンの裾や、シャツが詰められていて、なんとか着られるように仕上がっている。



そして、薄汚れていた顔が綺麗に洗われ、帽子を取った髪はサラサラ。



「わぁ‼︎見違えたね‼︎」

「可愛いですよね‼︎とってもフワフワの尻尾なんですよぉ‼︎」



ズボンには尻尾が出せる工夫までされている。



やっぱり、メイドの鏡よ、リーナ。



「で、城へ帰ってからだが…騎士を目指せ」

「俺が?」

「ハーフであっても、獣人の血が入っている。今から鍛えれば、その辺の兵士より強くなるのではないかと、俺は思う。実際、俺はハーフの騎士に会ったことがあるが、相当な実力だった」

「俺が…騎士に…」



目が輝いてる。