冷酷王子は子リス姫を愛でる

次の日はソファーで丸まって眠っていたオオカミくんを起こし、船着場から船の中へ魔法で移動した。



「キツっ…。さすがに3人は辛いな…」



どうやら、結構な魔力を消費したようだ。



いくら使ってもなくならないと言っていた魔力が有限になったことも、アンドリュー様には喜ばしいことみたいだけど。



「何を考えているんです⁉︎」

「仕方ないだろ。買ってしまったものは、返せない」

「孤児院とか、教会に預ければよかったでしょう‼︎」

「ハーフの獣人だぞ。そこへ行って、虐められるかもしれないのだぞ」

「そうかもしれませんが…。陛下と宰相になんて説明すればいいのですか‼︎」

「そんなもの、俺がする。黙らせればいいのであろう?簡単なことだ」




アレンさんがリーナがいる前で珍しく怒っていた。



ビクビクしているオオカミくんの頭を撫でると、不安そうな顔をされて。



「とにかく、この旅の護衛には海で溺れていたのを助けたということにしておくので。殿下はソレを風呂に入れてください。汚い」



ご立腹です、アレン様…。