冷酷王子は子リス姫を愛でる

酒のせいもあり、いい気分。



そのまま眠り、次の日は出発だ。



朝から浮かない顔のキャシーは、きっと船に乗ることが嫌なのだろう。



「手は考えてある」

「へっ?」

「さてと、まずは挨拶だ」



国王に挨拶をして、サネルとターシャにも挨拶をした。



初めて抱いたサネルの娘は、小さくて暖かかった。



たまらなく、子どもが欲しくなる。



「では、また会おう」

「またな、アンディ」



船に乗り込み、すでに顔色が悪いキャシーと部屋に入った。



アレンには計画は伝えてある。



丸1日船に乗るということは、船を降りるのは明日の午後。



「アレン、頼んだ」

「わかってる。じゃ、時間は守ってね」

「あぁ」



とりあえず、服を着替えた。



出来る限り、平民に見えるように。



訳もわからずリーナに着替えさせられたキャシーを抱きしめて…。



「飛ぶぞ」

「へっ⁉︎」



一度でも記憶すれば、そこへ飛べるのだ。



前にも一緒に俺の部屋に移動しただろう?