冷酷王子は子リス姫を愛でる

手を繋いで初めて一緒に入った海。



この感覚、懐かしい‼︎



昔は頭から潜って、泳げるところまで泳いでいた。



「塩の味がする…」

「これがいいのですよ‼︎」

「さすがに潜るなよ?助けられないぞ」

「ふふふっ、行ってきます‼︎」



こんな綺麗な海、潜らなきゃ損よね‼︎



深いところまで来ると、お魚が泳いでいる。



ステキな海…。



海藻やイソギンチャク、初めてみる魚に、サンゴ礁…。



「ぷはぁっ‼︎すっごく透き通ってる‼︎」

「本領発揮か、野生児の」

「もぅ、意地悪っ‼︎」



水魔法で海水をアンドリュー様に大量にかけてやった。



ふんっ‼︎



私、もう立派な奥さんだもの‼︎



「卑怯な技を…」

「お城を抜け出したりしてないわ‼︎」

「それは当たり前。そんなことをしたら監禁する」

「…………本気?」

「もちろん」



濡れた髪をかき上げて、真顔なのです…。



いつもの冗談ぽさがない‼︎



フィンの影響ね、これも。



だけど、これが本当のアンドリュー様。