冷酷王子は子リス姫を愛でる

5日馬車に揺られ、1日船で吐き通し。



やっと、やっと着いた…。



「ようこそ、リッカーへ」

「サネル、久しいな」

「待ってたよ、アンディ、キャサリン…は、瀕死だねぇ…」

「乗り物に弱くてな…」

「うちの魔導師に、治癒してもらうといいよ」



あ、暑い…。



この具合の悪さとこの暑さ…。



「アンドリュー様…。休み、たい…」

「すぐに部屋に案内するよ」



見かねたアンドリュー様が私を抱き上げ、そのまま目を閉じた。



干からびてしまう…。



少し前まで雪国にいたのに、体がついていかないです…。



「んー…」

「キャサリン様、大丈夫ですか?」

「リーナ…。あなたは、大丈夫?」

「私は大丈夫ですよ。とても暑くて、ビックリしてますけど」



あっ、体が楽だ。



どうやら、寝ている間に魔導師の方が治癒魔法をかけてくれたみたい。



「ターシャ様がお会いになりたいとおっしゃってましたよ」

「私も会いたいですわ‼︎そういえば、アンドリュー様は?」

「殿下はサネル王子とお話ししています」



なら、私はターシャ様のところへ行こう。