冷酷王子は子リス姫を愛でる

次の日は、昨夜の会話を全く覚えていないアンドリュー様。



眠ってる時に出てきたのね。



「何を話したのだ?」

「んー、内緒?」

「それは…なんとも妬けるのだが」

「自分に妬くの?」

「フィンにだ。しかも、今までにないくらい大人しい…」

「よかったですね、ハァ…馬車に乗りたくないなぁ…」



話を逸らした。



だって、この旅行で子作りしろだなんて…私がそれを知ってると言ったら、『今すぐするか?国王陛下の命令だしな』なんて言いかねない。



私に黙ってくれているってことは、アンドリュー様も無理強いをしたくないからでしょ?



その優しさを、無下にはしたくないの。



「たくさん、甘やかしてくださいね?」

「お前は…確信犯だろ…」

「ん?」

「ハァ…。本当に気絶させてしまおうか…」



ふたりは影響し合っているのね。



フィンが、どうか良い悪魔になりますように。



あっ、アンディが悪い方に引っ張られませんように‼︎