冷酷王子は子リス姫を愛でる

このふかふかのお布団も、ほどよく沈むマットレスも、きっと一級品。



体を起こすと、家具や調度品も豪華な物だということに気がついた。



「場違い…」



完全に場違いだ。



私のような弱小国のお姫様が来ていいところではない…。



「失礼いたします、お茶をお持ちいたしました」

「あっ、すみません…。わざわざありがとうございます」

「えっ?」

「へっ?」

「あっ、いえ…」

「うわぁ‼︎すごくキレイ‼︎なんという飲み物ですか⁉︎お花が…」

「こちらは王妃様が好んで、北の国から取り寄せているお茶でございます」



紅茶のようだけど、色とりどりの花が咲いているようだ。



しかも、ティーポットがガラスでできている。



大国はガラス細工が発達してるようだ。



「顔色があまりよくありませんでしたし、長旅でお疲れでしょう。このお茶には心を鎮めてくれる作用があるとか」

「それで、このお茶を…?」

「はい」



なんて出来たメイドさんなの‼︎