話にならない。



対策は、これからふたりで考えるしかないわね…。



「俺を愛せ、キャサリン」

「そんなのお断りよ」

「やめっ…」



キスして、魔力を送り込めば、アンディの瞳はブルーに戻った。



最低なヤツ‼︎



「最高だ、俺のキャシーは」

「全部聞こえてたの?」

「あぁ、今はアイツが俺たちの会話を盗み聞きしている状態だ」

「そっか、なんで今になって出てきたのかしら…」

「お前のせいじゃないか?」

「私…?」

「『久しぶりの女』と言っていたし、お前を気に入ってるようだった」

「あんなエロ悪魔に負けないでくださいよ、アンドリュー様‼︎」

「見せつけてやればいい。俺とお前の仲を」



それもそうね。



だって、出て行くことが無理なら、受け止めるしかないもの。



開き直ってしまおう。



「そろそろ、腹が減らないか…?」

「あっ、そうですね…」



考えてもムダなことは、あまり考えないようにする。