冷酷王子は子リス姫を愛でる

急に興奮したデイジーは、とにかくムリに迫るなと俺に助言をした。



「あらヤダ、こんなに話してしまったわ。では殿下、お土産ありがとうございました」

「あぁ…」

「次は宝石ではなく、恋愛小説が欲しいですわ。ごきげんよう」



すごい女なんだな、デイジー…。



俺に対し、目を見て『興味がない』『次は私好みの土産にしろ』と言い放った…。



それに、どうやらキャシーと仲良くなっているような…。



益々、デイジーと子作りしなきゃいけないのかと頭を抱える…。



アイツはどこかおかしいな。



まぁ、デイジーの助言は心に留めおくとしよう。



その後に着替えて夕食も終え、やっと自室でくつろぐ時間。



「そろそろ、キャシーを呼んでもらえるか?」

「かしこまりました。お声をかけて参ります」



メイドにそう告げて、ワインを飲みながらしばらく待つ。



アレンも帰って来たばかりなので、ゆっくり休んでいるだろう。



寒いと感じ、暖炉にある魔力石に魔力を送り込む。



雪でも降りそうな寒さだ…。



窓の外はとても静かな暗闇。



キャシーの育った場所は、はやり暖かかったな。