冷酷王子は子リス姫を愛でる

そして、びっくりしたのは夜の描写。



お妃教育で教えられた内容とは、似ても似つかないというか…。



濃厚で、妖艶で、そしていやらしい。



「な、なんで…」



口には出せないような行為の数々。



えっ、こんなことまで…?



もう、頭が爆発しそう。



それに、小説はまだ半分も読んでいない。



この先、もっとすごいことになってしまうのでは…?



パタン、と本を閉じた。



「いかがしました?」

「うん、私にはとーっても早いわ。これは、デイジー様にお返ししましょう」

「私も少し読みたいのですが…」

「リーナ、ダメよ。これを読み終えたら…デイジー様の世界へ行ってしまうわ。私は、私のままでいることにするの」

「なんか、悟りを開いたのですね…」

「えぇ、もう、いいのよ」



あんなの、絶対耐えられないわ。



それに、アンドリュー様はこんなこと、きっと知らないもの。



うん、子作りは子作りよ。



あんなにいやらしいことじゃないわ。