冷酷王子は子リス姫を愛でる

毎日の執務と、溢れ出す魔力との戦い。



もうすぐ、いろいろな国から重鎮が集まり、パーティーが催される。



「見てください、殿下」

「そんなもの、なんでも一緒だ」

「殿下はわかっておりません。花嫁を探すんですよ?やっぱり、服装は大事ですからねー。この殿下の髪の色に似合うブルー‼︎瞳と同じ色ですよ‼︎」



なんでそんなにテンションが上がっているのかわからないが、アレンがパーティーのために出来上がった服を持ってきた。



刺青が入ってる首が見えないように、ストールを巻けとか、ピアスは一時的に外してもらうとか。



「アレンは俺に死ねと言っているんだな?」

「だって、見た目が悪いじゃないですか。怖い噂ばかりなのに、さらに怖い印象をもたれたら好かれるものも好かれない」

「これは外さない」

「なら、ヘソにピアスをつけたら、何個か外せますよね」

「…………今すぐ、お前が俺の腹に穴空けられるなら、外してやる」

「いいでしょう。泣かないでくださいよ」



絶対やらないと思ったのに…。