冷酷王子は子リス姫を愛でる

読み終えたらお茶をしましょうと、デイジー様は颯爽と部屋を出て行った。



「キャサリン様、デイジー様…お怒りのようでしたが…」

「えぇ、そうみたいね…。大丈夫。デイジー様は私とアンドリュー様を応援してくださっていることだけは確かだから…」

「それならばいいのですが…」



間違った方向に応援されてる気がするんだけどね…。



とりあえず、これを読むしかないようだ。



「リーナ、こういうの読んだことある?」

「あっ、それ流行っている小説ですよ。伯爵令嬢とおじさま公爵の恋愛です‼︎私は読めてないのですが、友人は『官能小説並みだった』と言ってました」



官能小説?



それがよくわからないけど…。



まず、読んでみよう。



「お茶をもう一杯いただける?」

「はい、キャサリン様」



しばらく没頭して読んだ。



初めは令嬢とおじさまの出会いからで、歳の差があるふたりが、徐々に惹かれあっていった。