冷酷王子は子リス姫を愛でる

それに、いやらしいって…。



「子作りはしておりません…」

「ちょっといいかしら…」

「はい…?」

「殿下の元へ行ってから、あなたのお部屋に向かわせてもらうわね」



デイジー様、なんか怒った?



よくわからなくて、ただ頷いてから部屋に戻った。



あんなにお淑やかで冷静に見えるデイジー様。



だけど本当は…少し、いや、かなり変わった方…。



でも、それを私に見せてくれていることが嬉しいと感じる。



なにを言われるのだろうと、ドキドキしながらお茶の準備をして、デイジー様を待った。



「失礼しますわ‼︎」



バタバタと部屋にやって来たデイジー様は、先ほどまでは付けていなかったネックレスを着けていた。



「ステキなデザインですね。デイジー様の瞳と同じ…」

「殿下からのお土産だそうですわ。こんなもの、どうでもいいのよ」

「こんな…もの…」

「それより、少しそこにお座りなさい」



デイジー様が、怖いです。