冷酷王子は子リス姫を愛でる

仕方ないことだとはわかっている。



でも、やっぱり辛い…。



「殿下があんなことする方だなんて、少し信じられないけれどね」

「あんな?」

「なにとぼけてるのよ。熱烈なキスよ‼︎まるで恋愛小説を読んでいるみたいだったわ‼︎あのね、私、恋愛に憧れはないわけではないのよ⁉︎巷で話題の物は読み尽くしているし‼︎」



なんだか興奮し始めたような…。



そこからは弾丸トーク。



自分は男が苦手だから、恋愛する気はないけど人の恋は気になるとか、男同士が実は熱いとか。



「キャサリン様に声をかけたのだって、殿下との恋の行く末が気になった末のことですの‼︎あなた方を見てると妄想が止まらなくてっ‼︎私も恋愛小説が書けるんじゃないかと思うくらいですのよ‼︎」

「そう、なのですか…」

「やだっ‼︎私ったら喋りすぎたようですわ…。これから、ぜひ殿下とのお話をお聞かせくださいね‼︎やっぱり人間、欲望には勝てないわ‼︎」



変わった方…なのかしら…?



でも、なんだか仲良くなれた気がした。