冷酷王子は子リス姫を愛でる

これがなければ、本当に寝てる間に魔力に喰われて死んでしまうと思う。



体には魔力を押さえ込む刺青があり、これ以上描いても意味はないようなので、どこかに穴を開けて石を身につけるしか策がない。



体は鍛えるだけ鍛えている。



そうしなければ、器が保たない。



放出するにも、場所がないわけで。



以前、空に向けて魔力を放出したことがあった。



その日から1週間、雨が続いたので、俺の魔法は天気も変えてしまうのかと、空に放つことはやめた。



山の1つを吹き飛ばせたら、体も安定するんだろうか。



そんなことと、日々戦っているわけで。



「殿下、調べたら、舌に穴あけて、体内に近い場所に石をつけるといいかと‼︎」

「痛そうだな…」

「痛いことには慣れてらっしゃるじゃないですか」

「他人事だな、アレン…」

「あなたが死ぬより、その方がいいので」



舌って…。



喋ることと、食べることに使う場所だろ…。