冷酷王子は子リス姫を愛でる

部屋に戻れば、ナイトドレス姿のキャシーが俺のベッドで眠っている。



結婚すれば、部屋はここではなくもっと広い部屋になる。



部屋の内装を、キャシー好みにしてもらおう。



隣に横になり、髪を撫でた。



夢のようなことが、今の俺に起きている。



宝箱に入れて、しまってしまいたい。



誰にも見せず、俺だけが愛でるんだ。



そんなことを考える時点で、俺のキャシーへの愛は末期のような気がする。



「たまらないな、この、温もり…」



引き寄せて、起きないように優しく包む。



寒いのか、擦り寄ってくる小さな体が俺を欲情させるけど。



それには気づかないフリをしよう。



こんな日は、結婚するまでないかもしれない。



キスのおかげなのか、体は今まで味わったことのないくらい楽になっている。



眠ってしまうのが惜しくて、いつまでも眺めていたくて。



「愛してる、キャシー…」



何度も呟き、何度も頭にキスをした。