冷酷王子は子リス姫を愛でる

アレンに言わせれば、キャシーと他の側妃候補の扱いが全く違っていると。



「他の姫には贈り物すらしてないからね。まぁ、正妃にすると公言したし、もう表立ってイチャイチャしていいと思うよ?」

「イチャイチャって…」

「早く子供の顔がみたいなー」



世話をするんだと張り切っているアレンだが、気が早すぎる。



まずは2ヶ月後の結婚式と、その後のハネムーン。



そのためには執務を今の倍以上の速度でやらなければならない。



リオも少し手伝ってくれるといいのだが…。



「お仕度が終わりました。殿下、キャサリン様はぐっすり眠っておいでです。節度はまもってくださいませ」

「なかなか言うな、リーナ…」

「私はキャサリン様のメイドです。殿下であろうと、キャサリン様を傷つけたら許せません」

「それでいい。何かあったら、アイツを頼む。それと、大事にするよ、お前の主人のことは」

「いえっ、主人はあくまでも、国王陛下…。出過ぎた真似をして申し訳ありませんでした。では、おやすみなさいませ。良い夢を」



眠れるか、わからんがな。