冷酷王子は子リス姫を愛でる

飛んで来たリーナは、キャシーのナイトドレスを手にしていた。



「服が乱れてないので…私が着替えさせます‼︎殿下はお部屋を出ていてください」

「私の部屋なのだが?」

「そうでしたら、キャサリン様はこのまま私が火事場の馬鹿力で自室に連れ帰りますが?」

「クククッ、わかったよ」



部屋を出て、アレンと廊下に出る。



リーナというメイドは、若いのに働き者だという。



キャシーが信頼してるだけあるな。



「よかったね、アンディ」

「なにがだ?」

「なんていうの?一歩前進ってヤツかと思って」

「愛してると、言ってくれた」

「うっそ…」

「なにに変えても、俺はキャシーを守っていく」

「ヤバイ、本気で泣きそう…。よかった、よかったよ…」



俺の親友は、本当に心が優しいヤツだ。



こんなにも喜んでくれるとは思ってなくて、ジーンとしたものが胸に広がる。



「ってことは、益々アンディの溺愛っぷりが悪化するってことだね」



溺愛…していただろうか…。